構成案は、記事の設計図です。ライターの仕事では、本文を書く前に構成案を取引先に出して、確認してもらうことがよくあります。この記事では、構成案の作り方を順番に説明します。
構成案って、見出しを並べたものですか?
そうです。見出しと、それぞれの章で書くことのメモです。ただ、見出しを並べる前に、もう一つ大事な準備がありますよ。
- 構成案を作る前に、記事の目的を決める方法
- H2とH3の見出しの並べ方
- 構成ができたら確かめること
構成案とは、見出しと中身のメモ
構成案とは、記事の見出しと、それぞれの章で書く中身をまとめたものです。見出しには大きさがあり、H1・H2・H3と呼ばれます。
| 見出し | 何の見出しか |
|---|---|
| H1 | 記事のタイトル |
| H2 | 記事の大きな章 |
| H3 | H2の中の小さな章 |
STEP 02の「Googleドキュメントの使い方」で設定した「見出し2」「見出し3」が、H2・H3にあたります。中身のメモに書くのは、その章で伝える答えや、説明する要点の箇条書きです。構成案ができていれば、本文を書くときに迷わずにすみます。
最初に「記事の目的」を書く
見出しを並べる前に、記事の目的を書きます。目的には、次の3つを入れましょう。
どんな状況の人に向けた記事か
読み終えた人が、何を判断・解決できるか
読み終えた人に、次に何をしてほしいか
毎月のスマホ代が高いと感じているが、何から見直せばよいかわからない人に向けた記事。見直す順番と自分に合うプランの選び方がわかり、プランを変えるかどうかを判断できる。読み終えたら、今の契約内容を確かめられるようにする。
目的は、120文字くらいにまとめるのが目安です。「どこへつなぐか」が書けないときは、読み終えた人が次に何を判断したり、試したりできるとよいかを考えてみましょう。
H2は、読者の行動の順に並べる
H2は、読者が考えて動く順番に並べます。たとえばスマホの料金を見直す記事なら、次のような流れが目安です。

- 判断:今のプランを見直したほうがよいか
- 選び方:どんなプランや方法があるか
- 注意点:失敗しないために知っておくこと
- 費用:毎月いくらになるか
- 相談先:どこで手続きすればよいか
- まとめ
ただし、この順番は型ではなく目安です。いちばん大事なのは、読者が一番知りたいことが、記事の最初のほうにあるかどうかです。「スマホ 料金 平均」で検索する人に向けた記事なら、費用の章を前に出しましょう。
キーワードの形から、読者がどんな人かを見分けると、H2の並べ方を決めやすくなります。
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| 読者 | キーワードの例 | H2の並びの例 |
|---|---|---|
| 知りたい人 |
|
|
| やり方を知りたい人 |
|
|
| 選んで買いたい人 |
|
|
H3は、H2の中身を具体的にする
H3は、H2で約束したことを具体的にする見出しです。H3を作るときは、次の3つを守りましょう。
- 同じH2の中のH3は、同じ角度の話にそろえる(並列)
- H3どうしの話の大きさをそろえる(粒度)
- H2でわかる言葉は、H3で省けないか考える(意味がわかりにくくなるなら残す)
H2「スマホの料金プランの選び方」の中のH3で、例を見てみましょう。
データの量で選ぶ料金プラン/通話の多さで選ぶ料金プラン/乗り換えの手続き
毎月使うデータの量/通話の多さ/家族で使うかどうか
✕では、「乗り換えの手続き」だけ、選んだあとの話で角度が違います。また、H2でわかる「料金プラン」を、H3でもくり返しています。「乗り換えの手続き」は、この記事に必要な話なら、別のH2に分けましょう。
見出しは、30文字以内を目安に短くしましょう。見出しを読んだだけで、何が書いてあるかがわかるのが理想です。
並列とか粒度とか、最初は難しそうです…。
最初からきれいにそろわなくて大丈夫です。作ったあとにH3を声に出して読んで、「仲間はずれ」がないか探してみてください。
構成ができたら確かめること
構成ができたら、次のことを確かめます。
- 読者が一番知りたいことが、最初のほうにあるか
- どのH2も、記事の目的に必要か
- 同じH2の中のH3は、並列で、話の大きさがそろっているか
- 見出しを読んだだけで、中身がわかるか
- 各章の中身のメモに、伝える答えが書いてあるか
目的に合わないH2は、思い切って削りましょう。目的には合うけれど本筋から外れる補足は、記事の最後の「よくある質問」に回す方法もあります。
まとめ
- 構成案は、見出しと各章の中身をまとめた記事の設計図
- 見出しを並べる前に、「誰に・何のために・どこへつなぐか」を120文字くらいで書く
- H2は読者の行動の順に並べる。ただし一番知りたいことを最初のほうに
- H3は並列にして、話の大きさをそろえる。見出しは30文字以内が目安
- 目的に合わないH2は削る。本筋から外れる補足は「よくある質問」に回す
まずは、書いてみたいキーワードを1つ選んで、記事の目的を120文字くらいで書いてみましょう。
次は、タイトルとリード文の書き方です。検索結果でクリックしてもらい、読み進めてもらうための工夫を見ていきましょう。




