04 SEOの基礎

構成案の作り方|記事の目的を決めて、見出しを読者の行動の順に並べる

羽柴 文吾公開 2026.10.31約3分で読めます
構成案の作り方

構成案は、記事の設計図です。ライターの仕事では、本文を書く前に構成案を取引先に出して、確認してもらうことがよくあります。この記事では、構成案の作り方を順番に説明します。

ねねさん

構成案って、見出しを並べたものですか?

塾長

そうです。見出しと、それぞれの章で書くことのメモです。ただ、見出しを並べる前に、もう一つ大事な準備がありますよ。

✓この記事でわかること
  • 構成案を作る前に、記事の目的を決める方法
  • H2とH3の見出しの並べ方
  • 構成ができたら確かめること

構成案とは、見出しと中身のメモ

構成案とは、記事の見出しと、それぞれの章で書く中身をまとめたものです。見出しには大きさがあり、H1・H2・H3と呼ばれます。

見出し何の見出しか
H1記事のタイトル
H2記事の大きな章
H3H2の中の小さな章

STEP 02の「Googleドキュメントの使い方」で設定した「見出し2」「見出し3」が、H2・H3にあたります。中身のメモに書くのは、その章で伝える答えや、説明する要点の箇条書きです。構成案ができていれば、本文を書くときに迷わずにすみます。

最初に「記事の目的」を書く

見出しを並べる前に、記事の目的を書きます。目的には、次の3つを入れましょう。

誰に

どんな状況の人に向けた記事か

何のために

読み終えた人が、何を判断・解決できるか

どこへつなぐか

読み終えた人に、次に何をしてほしいか

!目的の例(「スマホ 料金 見直し」)

毎月のスマホ代が高いと感じているが、何から見直せばよいかわからない人に向けた記事。見直す順番と自分に合うプランの選び方がわかり、プランを変えるかどうかを判断できる。読み終えたら、今の契約内容を確かめられるようにする。

目的は、120文字くらいにまとめるのが目安です。「どこへつなぐか」が書けないときは、読み終えた人が次に何を判断したり、試したりできるとよいかを考えてみましょう。

H2は、読者の行動の順に並べる

H2は、読者が考えて動く順番に並べます。たとえばスマホの料金を見直す記事なら、次のような流れが目安です。

【図解】H2は読者の行動の順に並べる
例:スマホの料金を見直す記事のH2
  • 判断:今のプランを見直したほうがよいか
  • 選び方:どんなプランや方法があるか
  • 注意点:失敗しないために知っておくこと
  • 費用:毎月いくらになるか
  • 相談先:どこで手続きすればよいか
  • まとめ

ただし、この順番は型ではなく目安です。いちばん大事なのは、読者が一番知りたいことが、記事の最初のほうにあるかどうかです。「スマホ 料金 平均」で検索する人に向けた記事なら、費用の章を前に出しましょう。

キーワードの形から、読者がどんな人かを見分けると、H2の並べ方を決めやすくなります。

← 横にスクロールできます →

読者キーワードの例H2の並びの例
知りたい人
  • ○○とは
  • ○○ メリット
  • ○○とは
  • メリット・デメリット
  • 注意点
  • よくある質問
やり方を知りたい人
  • ○○ 方法
  • ○○ 手順
  • やる理由
  • 手順
  • 注意点
  • よくある質問
選んで買いたい人
  • ○○ おすすめ
  • ○○ 人気
  • 選び方
  • おすすめ
  • 始め方
  • 注意点

H3は、H2の中身を具体的にする

H3は、H2で約束したことを具体的にする見出しです。H3を作るときは、次の3つを守りましょう。

  • 同じH2の中のH3は、同じ角度の話にそろえる(並列)
  • H3どうしの話の大きさをそろえる(粒度)
  • H2でわかる言葉は、H3で省けないか考える(意味がわかりにくくなるなら残す)

H2「スマホの料金プランの選び方」の中のH3で、例を見てみましょう。

✕ 悪い例

データの量で選ぶ料金プラン/通話の多さで選ぶ料金プラン/乗り換えの手続き

○ よい例

毎月使うデータの量/通話の多さ/家族で使うかどうか

✕では、「乗り換えの手続き」だけ、選んだあとの話で角度が違います。また、H2でわかる「料金プラン」を、H3でもくり返しています。「乗り換えの手続き」は、この記事に必要な話なら、別のH2に分けましょう。

見出しは、30文字以内を目安に短くしましょう。見出しを読んだだけで、何が書いてあるかがわかるのが理想です。

ねねさん

並列とか粒度とか、最初は難しそうです…。

塾長

最初からきれいにそろわなくて大丈夫です。作ったあとにH3を声に出して読んで、「仲間はずれ」がないか探してみてください。

構成ができたら確かめること

構成ができたら、次のことを確かめます。

  • 読者が一番知りたいことが、最初のほうにあるか
  • どのH2も、記事の目的に必要か
  • 同じH2の中のH3は、並列で、話の大きさがそろっているか
  • 見出しを読んだだけで、中身がわかるか
  • 各章の中身のメモに、伝える答えが書いてあるか

目的に合わないH2は、思い切って削りましょう。目的には合うけれど本筋から外れる補足は、記事の最後の「よくある質問」に回す方法もあります。

まとめ

この記事のまとめ
  • 構成案は、見出しと各章の中身をまとめた記事の設計図
  • 見出しを並べる前に、「誰に・何のために・どこへつなぐか」を120文字くらいで書く
  • H2は読者の行動の順に並べる。ただし一番知りたいことを最初のほうに
  • H3は並列にして、話の大きさをそろえる。見出しは30文字以内が目安
  • 目的に合わないH2は削る。本筋から外れる補足は「よくある質問」に回す

まずは、書いてみたいキーワードを1つ選んで、記事の目的を120文字くらいで書いてみましょう。

塾長

次は、タイトルとリード文の書き方です。検索結果でクリックしてもらい、読み進めてもらうための工夫を見ていきましょう。

次の記事「タイトルとリード文の書き方」へ進む

羽柴 文吾
この記事を書いた人
羽柴 文吾

Webディレクター・ライター。リフォームのWebメディアのディレクションや、未経験ライターの育成を担当しています。

プロフィールを読む →

どこから読めばいいか迷ったら

はじめての方へ →