はしば流の文章の3つめの柱は、「読者に寄り添っている」です。読者に寄り添った文章を読むと、人は「なるほど」と納得してくれます。この記事では、読者に寄り添うための3つの方法を説明します。
寄り添うって、やさしい言葉をかけることですか?
やさしい言葉も少しは関係しますが、いちばんは「読む人の立場で考えること」です。順番に見ていきましょう。
- 書く前に、書き手が内容を理解しておく方法
- 中学生でもわかる言葉を選ぶコツ
- 悩みを解決した先の「次の悩み」の見つけ方
まず、自分が理解する
書き手がよくわかっていないことは、読者にはまったく伝わりません。書く前に、自分がそのテーマを理解しておくことが出発点です。
理解するためにやっておきたいのは、次の2つです。
検索して、上位に出てくる記事を少なくとも5本読む。基本の情報をひととおり押さえられる
作業の様子など、文字だけではつかみにくいことを見ておく
制度や料金など、まちがえると困る情報は、公式の案内でも確かめましょう。調べ終えたら、内容を自分の言葉で説明してみます。説明できないところがあれば、そこを調べ直します。
5本も読むんですね。
最初は時間がかかりますが、慣れると早くなります。上位の記事の読み方は、STEP 04でくわしく説明しますね。
中学生でもわかる言葉で書く
文章は、中学生でもわかる言葉で書くのが基本です。知らない言葉や硬い言葉が出てくると、読者の頭は「これはどういう意味?」と止まってしまいます。
ご自宅に予備の瓦がある場合は、裏面を見ると違いを明確に判断可能です。
ご自宅に予備の瓦がある場合は、裏面を見ると違いがはっきりとわかります。
「明確に判断可能です」を、「はっきりとわかります」に変えました。意味は同じでも、○のほうがすっと頭に入ります。
- 読者が知らなそうな言葉は、なるべくふだんの言葉に置きかえる
- どうしても使うときは、すぐあとに短い説明を添える
悩みを解決した先の「次の悩み」を考える
読者の今の悩みを解決すると、多くの場合、次の悩みが生まれます。この「次の悩み」には、読者自身がまだ気づいていないものも多くあります。
書いているときは、「で、読者は次にどうする?」と自分に問いかけてみましょう。次の悩みまで先回りして答えておくと、読者は「なるほど、そこまで知りたかった」と感じてくれます。
| 解決したこと | 次の悩み |
|---|---|
| 2階にトイレを増やすのは難しいとわかった | 1階ならどうだろう? |
| これならDIY(自分で作ったり直したりすること)でできそうだとわかった | 必要な道具は何だろう? |

私も、何か調べて答えがわかったら、すぐに次のことを検索しています。
そのとおりです。読者が次に検索しそうなことを、記事の中で答えておくんですよ。ただし、記事のテーマから大きく離れる話は、別の記事に任せましょう。
まとめ
- 書き手がわかっていないことは、読者に伝わらない。上位の記事を5本読み、自分の言葉で説明できるまで理解する
- 中学生でもわかる言葉で書く。難しい言葉は、読者には不親切に映る
- 今の悩みを解決したら、テーマにつながる「次の悩み」まで先回りして答える
これで、はしば流の3つの柱がそろいました。次は、文章全体の組み立て方です。Webの文章は「結論から」が基本ですよ。




