03 文章の基本

文章のぜい肉を削る|指示語・接続詞・修飾語・まわりくどい言い方の直し方

羽柴 文吾公開 2026.10.31約2分で読めます
文章のぜい肉を削る

文章を書き終えたら、要らない言葉が入っていないかを見直しましょう。要らない言葉は、文章の「ぜい肉」です。この記事では、読みやすい文章にするために削りたい4つの言葉と、その直し方を説明します。

ねねさん

削るって、せっかく書いたのにもったいない気がして…。

塾長

気持ちはわかります。でも、なくても意味が伝わる言葉を削ると、伝えたいことがまっすぐ届くようになりますよ。

✓この記事でわかること
  • 「それ」「あれ」などの指示語を、具体的な言葉に変える方法
  • 「なぜなら」「そして」「とても」「かなり」を削る方法
  • 「〜こと」「〜という」などのまわりくどい言い方の直し方

「それ」「あれ」は、具体的な言葉に変える

用語:指示語

「これ・それ・あれ・どれ」のような言葉。頭の文字をとって「こそあど言葉」とも呼ばれます。

指示語が出てくると、読者は「それって何だっけ?」と、前の文に戻って確かめます。小さな疑問でも、くり返されると読む人のストレスになるのです。何を指しているか迷いそうなところには、面倒でも具体的な言葉を入れましょう。

✕ 指示語のまま

Webライティングには型があります。それを覚えると早く書けます。

○ 具体的な言葉に

Webライティングには型があります。文章のパターンを覚えると早く書けます。

「なぜなら」「そして」は、なくても伝わる

「なぜなら」「そして」「だから」のように、話を順につなぐ言葉があります。話の順番が整っていれば、こうした言葉がなくても意味は伝わるのです。削ると、文章のぜい肉が落ちて、スッキリと読めるようになります。削ったあとは、理由や順番が伝わるかを読み直しましょう。

✕ つなぐ言葉が多い

良い記事を書くためには、リサーチが重要です。なぜなら、情報が薄いと読者が満足しないからです。だから、まずは時間をかけて調査しましょう。

○ 削った

良い記事を書くには、リサーチが重要です。情報が薄いと読者は満足しません。まずは時間をかけて調査しましょう。

ただし、「しかし」「ただし」のように、話の向きが変わる言葉は別です。読者が話の流れを見失わないように、残しておきましょう。

削る:話を順につなぐ言葉

なぜなら・そして・だから

残す:話の向きが変わる言葉

しかし・ただし

「とても」「かなり」は、事実に置きかえる

「とても」「かなり」「すごく」「しっかり」のような言葉は、どれくらいなのかがあいまいです。書き手の自信のなさにも見えてしまいます。こうした言葉は削って、事実を書きましょう。

✕ あいまいな言葉

このツールはとても便利で、かなり多くの人が使っています。しっかり設定すれば、すごく効果が出ます。

○ 事実に置きかえた

このツールは使い勝手がよく、多くの人が利用しています。初期設定さえ済ませれば、売上が1.2倍になります。

○の文では、「すごく効果が出る」を「売上が1.2倍になる」という事実に変えました。数字があると、読者は「どれくらいか」を考えずにすみます。

!数字を書くときの注意
  • 例文の数字は、説明のためのもの
  • 実際の記事では、確かめられた事実や数字だけを書く
  • 手元に数字がないときは、無理に入れず、「とても」などを削るだけでもかまわない
ねねさん

「とても」は、つい書いてしまいます…。

塾長

書いている途中は気にしなくていいんです。見直すときに、本当に必要な言葉か確かめれば大丈夫ですよ。

「〜こと」「〜という」は、まわりくどい言い方

「〜こと」「〜もの」「〜という」を重ねると、文章がまわりくどく感じられます。なくても意味が変わらないなら、削りましょう。

✕ 「こと」が重なる

ダイエットで重要なことは、毎日体重計に乗ることを継続することです。

○ 削った

ダイエットで重要なのは、毎日体重計に乗る習慣です。

✕ 「という」が重なる

WordPressというツールを使って、ブログというメディアを運営します。

○ 削った

WordPressを使って、ブログを運営します。

!知らない言葉の説明は残す

読者が知らない言葉の説明までは、削らないようにしましょう。WordPressを知らない読者に向けた記事なら、「ブログを作るためのツール」のような説明は残します。

【図解】文章のぜい肉を削る4つのポイント

削るのは、書き終えてから

書いている途中で言葉を削ろうとすると、手が止まってしまいます。まずは最後まで書いて、見直すときに削るのがおすすめです。見直すときは、この記事で紹介した4種類の言葉を順番に探しましょう。

  • 「それ」「あれ」などの指示語
  • 「なぜなら」「そして」など、話を順につなぐ言葉
  • 「とても」「かなり」など、どれくらいかがあいまいな言葉
  • 「〜こと」「〜という」など、まわりくどい言い方

見つけたら、削るか、具体的な言葉に変えるかを考えます。

!削りすぎに注意
  • 削ったら、意味が変わっていないか読み直す
  • 指示語を消したところには、代わりの言葉を入れる

まとめ

この記事のまとめ
  • 「それ」「あれ」で何を指すか迷うところは、具体的な言葉に変える
  • 「なぜなら」「そして」は、削っても話がつながるなら削る。「しかし」など話の向きが変わる言葉は残す
  • 「とても」「かなり」は削って、確かめられた事実や数字で書く
  • 「〜こと」「〜という」は、なくても意味が変わらなければ削る
  • 削るのは書き終えてから。削ったら読み直す。知らない言葉の説明は残す
塾長

次は、2つめの柱「わかりやすい」です。読者の頭に絵が浮かぶ文章の書き方を見ていきましょう。

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羽柴 文吾
この記事を書いた人
羽柴 文吾

Webディレクター・ライター。リフォームのWebメディアのディレクションや、未経験ライターの育成を担当しています。

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