03 文章の基本

頭に浮かぶ文章を書く|「重要です」で止めずに具体的にする3つの方法

羽柴 文吾公開 2026.10.31約2分で読めます
頭に浮かぶ文章を書く

はしば流の文章の2つめの柱は、「わかりやすい」です。わかりやすい文章とは、読んだ人の頭に、その場面の絵が浮かぶ文章のことです。この記事では、読者の頭に絵を浮かばせるための3つの方法を説明します。

ねねさん

頭に絵が浮かぶ文章…。小説みたいに書くということですか?

塾長

いいえ、飾った言葉はいりません。ぼんやりした言葉を、具体的な言葉に置きかえるだけですよ。

✓この記事でわかること
  • 「重要です」「大切です」で止めずに、理由まで書く方法
  • 「適切な」「さまざまな」などのぼんやりした言葉の直し方
  • 具体的に書くところと、たとえを使うところの分け方

「重要です」で考えを止めない

「重要です」「大切です」「必要です」は、便利な言葉です。ただ、「重要です」と書いた時点で、書き手が考えるのをやめてしまいがちです。読者は「なぜ重要なの?」がわからないまま、先へ進むことになります。

「重要です」と書きたくなったら、次の2つを確かめましょう。

  • 「なぜ重要なのか」を自分に問いかけたか
  • 問いへの答えを、「何がどうなるか」まで書いたか

ここまで書けば、文章は具体的になります。

✕ 「重要です」で止める

記事を書くときは、見出しの構成を練ることが重要です。

○ 理由まで書く

記事の見出しは、読者が読むかどうかを決める判断材料になります。どんなに良い内容を書いても、見出しで興味を引けなければ、途中で読むのをやめられてしまいます。

○の文で書いているのは、見出しが重要な「理由」です。「見出しで興味を引けなければ、読むのをやめられてしまう」と、何がどうなるかまで書いているのがポイントです。見出しの構成については、STEP 04でくわしく説明します。

ぼんやりした言葉を、具体的な言葉に変える

ぼんやりした言葉は頭を素通りし、具体的な言葉は考えなくても絵になります。

ぼんやりした言葉

「果物」と書かれても、読者の頭にはぼんやりとしか浮かばない。人によって、思い浮かべる果物も違う

具体的な言葉

「真っ赤なリンゴ」と書けば、色や形まで浮かぶ

文章を書いていると、ぼんやりした言葉がつい出てきます。特に気をつけたいのは、次の4つです。

ぼんやりした言葉具体的にするには
適切な
  • 数字や状態で基準を示す
  • 例:「5cm間隔で」「4人家族でも足りる」
さまざまな
  • 代表的なものをあげる
  • まずは2つが目安
行う
  • 実際の動きを書く
  • 例:「塗る」「配る」
意識する
  • 実際にやることを書く
  • 例:「結論から話す」「ゆっくり歩く」
ねねさん

「さまざまな」は、よく使っていました…。

塾長

便利なんですよね。書いたら「たとえば何?」と聞き返して、代表的なものを書き足してみてください。

悩みは具体的に、理想はたとえで書く

具体的に書くのが基本ですが、たとえ(比喩)が役に立つ場面もあります。たとえが特に生きるのは、読者が目指す理想の姿を伝えるときです。

読者の今の悩み:具体的に書く

「そうそう、それ」と思ってもらう

読者が目指す理想:たとえも使える

「そうなりたい」と思ってもらう

【図解】悩みは具体的に、理想はたとえで
!例文
  • 悩み(具体的に):ぎゅうぎゅうに詰まったハンガーや、何年も袖を通していない服を見て、「クローゼットをすっきり片付けたい」と悩んでいませんか?
  • 理想(たとえで):持つ服をしぼって並べ方を変えれば、毎朝の服選びが楽になり、まるでお店の棚のように見渡せるクローゼットに変わります。

悩みのほうは、「ぎゅうぎゅうに詰まったハンガー」「何年も袖を通していない服」と、目に見えるものを書きました。理想のほうは、「お店の棚のような」というたとえで、仕上がりの姿を思い浮かべてもらっています。

よいたとえが思いつかないときは?
理想も具体的に書けば十分です。

まとめ

この記事のまとめ
  • わかりやすい文章とは、読者の頭に絵が浮かぶ文章
  • 「重要です」と書きたくなったら、「なぜ重要か」を書く
  • 「適切な」「さまざまな」「行う」「意識する」は、基準・代表的なもの・実際の動きに変える
  • 読者の悩みは具体的に書く。目指す理想は、たとえを使うと伝わりやすい
塾長

次は、3つめの柱「読者に寄り添う」です。読者に「なるほど」と思ってもらうための書き方を見ていきましょう。

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羽柴 文吾
この記事を書いた人
羽柴 文吾

Webディレクター・ライター。リフォームのWebメディアのディレクションや、未経験ライターの育成を担当しています。

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