AIの答えのよしあしは、お願いのしかたで大きく変わります。AIへのお願いの文章が、プロンプトです。この記事では、AIに伝わるプロンプトの書き方の型を説明します。
AIに話しかけるとき、何て書けばいいか迷います。
人に仕事を頼むときと同じですよ。何を、どんな条件で、どんな形で出してほしいか。これを伝えれば、AIはぐっと答えやすくなります。
- 読者や条件を伝えないと、うまくいかない理由
- プロンプトを組み立てる5つの部品
- 答えがいまいちなときの直し方と、プロンプトの保存のしかた
条件を伝えないと、ありきたりな答えが返ってくる
「スマホ代の節約の記事を書いて」とだけお願いすると、ありきたりな記事が返ってきます。AIには、読者や文字数、書き方がわからないためです。AIは、書かれていないことを、それらしい内容で埋めてしまいます。
初めて仕事を頼む相手には、細かく伝えますよね。AIにも、同じように伝えるのがコツです。
プロンプトは5つの部品で組み立てる
プロンプトは、次の5つの部品で組み立てると伝わりやすくなります。

| 部品 | 伝えること |
|---|---|
| 役割 | AIに、どんな立場で答えてほしいか |
| 目的 | 何のために、誰に向けて作るのか |
| 材料 | AIに使ってほしい情報(構成案やメモなど) |
| ルール | 守ってほしい書き方(1文の長さ、使わない言葉など) |
| 出力の形 | どんな形で出してほしいか(見出しつき、箇条書き、文字数など) |
例として、スマホの料金を見直す記事の下書きを頼むときのプロンプトを比べてみましょう。
スマホの料金の見直しについて書いて
役割:あなたは、家計の見直しにくわしいWebライターです。
目的:スマホ代を見直したい50代の読者に、見直す順番を伝える記事の下書きを作ります。
材料:下に貼りつける構成案に沿って書いてください。
ルール:1文は60文字以内。専門用語には意味を添える。確かでない数字は書かずに【要確認】と書く。
出力の形:見出しごとに、300文字くらいの本文を書く。
使うときは、このお願いの下に、自分で用意した構成案を貼りつけます。
僕が記事の下書きに使っているプロンプトは、この5つの部品に「手順」と「お手本の記事」を加えた形です。お手本の記事を添えると、文体や説明の細かさがそろいやすくなります。
- お手本には、自分が書いた記事など、使ってよい記事を選ぶ
- 「内容や文章をそのまま使わない」とプロンプトに書いても、似た文章は出ることがある
- 出てきた文章は、自分で確かめる
答えがいまいちなら、やり取りで直してもらう
1回で完ぺきな答えを狙わなくて大丈夫です。答えを読んで気になるところを伝えれば、AIは直してくれます。
| こんなとき | お願いの例 |
|---|---|
| 1文が長いとき | 1文を60文字以内にしてください |
| ぼんやりしているとき | 身近なたとえを1つ入れてください |
| 難しいとき | 中学生にもわかる言葉にしてください |
直してほしいときは、どこを、どう直すかを具体的に伝えましょう。「もっとよくして」だけでは、AIもどこを直せばよいかわかりません。
何回も頼み直していいんですね。
もちろんです。AIは、何度頼んでも嫌な顔をしませんからね。
よく使うプロンプトは、保存して使い回す
うまくいったプロンプトは、Googleドキュメントに保存しておきましょう。
目的や材料をその記事に合わせて入れ替えれば、すぐに使えて便利
書き方の決まりが変わったら、そのつどプロンプトも直す
僕も、記事の下書き用のプロンプトをGoogleドキュメントに保存しています。
- プロンプトに、個人情報や取引先の公開前の情報を書きこまない
- 保存したドキュメントを人と共有するときは、共有の範囲を確かめる
まとめ
- AIへのお願いの文章がプロンプト。読者や条件を伝えないと、ありきたりな答えになる
- 役割・目的・材料・ルール・出力の形の5つの部品で組み立てる。お手本を添えるのも効く
- 答えがいまいちなら、どこを・どう直すかを具体的に伝える
- うまくいったプロンプトは、Googleドキュメントに保存し、目的や材料を入れ替えて使い回す
次は、このプロンプトを使って、記事の下書きをAIに手伝ってもらう手順です。




