AIは便利ですが、使う前に守ってほしい約束ごとがあります。AIに入れた文章は、AIの会社が管理するコンピューター(サーバー)に送られるためです。この記事では、AIを安心して使うための4つの約束ごとを説明します。
入れた文章が送られるんですか? ちょっとこわいですね。
知っていれば、こわがらなくて大丈夫ですよ。入れる情報を選んで、設定や使い方をひとつずつ確かめていきましょう。
- AIに入れてはいけない情報
- 取引先に確かめることと、会話を学習に使わせない設定
- AIの文章をそのまま出してはいけない理由
個人情報と、公開前の情報は入れない
AIに入れてはいけないのは、次のような情報です。

| 入れてはいけない情報 | 例 |
|---|---|
| 個人情報 |
|
| お金と本人確認の情報 |
|
| 公開前の情報 |
|
Geminiの公式のヘルプには、次のように書かれています。
- 「アクティビティの保存」がオンのときに、サービスの改良のために、人がチャットの一部を読むことがある
- そのうえで、見られたくない機密情報は入力しないように案内している
人に見られて困る情報は、AIにも入れない。これを基本にしましょう。
取引先の原稿は、AIに入れてよいか先に確かめる
前の章の情報を含まない原稿や資料でも、AIに入れる前に取引先に確かめましょう。AIの使い方の決まりは、取引先によって違うためです。確かめておきたいのは、次の3つです。
- AIを使ってよいか
- 原稿や資料をAIに入れてよいか
- AIを使ったことを伝える必要があるか
決まりがわからないうちは、AIに入れずに待ちます。
「AIを使ってもいいですか?」と聞くのは、失礼ではありませんよ。むしろ、きちんとした人だと思ってもらえます。
会話を学習に使わせない設定を確かめる
AIの会社は、入れた会話を、AIをよくするための学習に使うことがあります。学習に使わせない設定があるサービスも多いので、下の表で確かめましょう(2026年10月時点)。
← 横にスクロールできます →
| AI | 設定の場所 | オフにする項目 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 設定の「データコントロール」 | 「すべての人のためにモデルを改善する」 |
| Gemini | 「Geminiアプリ アクティビティ」の画面 | 「アクティビティの保存」 |
| Claude | 設定の「プライバシー」 | モデルの改善に協力するかどうかの項目 |
設定の名前や場所は、サービスの更新で変わることがあります。見つからないときは、それぞれの公式のヘルプで確かめましょう。
AIの文章は、そのまま出さない
AIが書いた文章を、そのまま納品したり公開したりするのはやめましょう。理由は3つあります。
数字や制度を、もっともらしく書きまちがえることがある
すでにある記事とよく似た表現になると、著作権の問題になることがある
AIが書いた部分も、納品すれば自分が書いた文章として受け取られる
Googleの公式の案内でも、AIで作った文章は、公開する前に人の手で事実を確かめることが大事だとされています。確かめ方は5本目、仕上げ方は6本目で説明します。
AIに任せきりにしない、ということですね。
そのとおりです。AIは頼れる助手ですが、仕事の責任者は自分です。
まとめ
- 個人情報・お金とパスワード・公開前の情報は、AIに入れない
- 取引先の原稿や資料は、AIに入れてよいかを先に確かめる
- 会話を学習に使う設定をオフにする。見つからなければ公式のヘルプで
- AIの文章はそのまま出さない。事実を確かめ、自分の文章に仕上げる
次は、AIへのお願いのしかたです。AIに伝わるプロンプトの書き方の型を見ていきましょう。




