03 文章の基本

書いた文章を見直す|文のねじれ・話の飛びを直して仕上げる

羽柴 文吾公開 2026.10.31約3分で読めます
書いた文章を見直す

文章は、書き終えたら完成ではありません。見直して直すところまでが、文章を書く仕事です。この記事では、書いた文章を見直して仕上げる方法を説明します。

ねねさん

書き終えると、ほっとして、そのまま出したくなるんですよね。

塾長

ほっとする気持ちはわかります。でも、見直しで文章はぐっとよくなりますよ。STEP 03で学んだことの総仕上げです。

✓この記事でわかること
  • 書いた文章の見直しのしかた
  • 文のねじれと、話の飛びの直し方
  • AIに見直しを手伝ってもらう方法と、STEP 03のチェックリスト

見直しは、時間をおいて声に出す

書き終えた直後は、自分の文章を「書いたつもり」で読んでしまいます。抜けている言葉や、わかりにくいところに気づきにくいのです。

見直すときは、次の2つを試してみましょう。

時間をおく

少し休んでから、読者になったつもりで読み直す

声に出して読む

つっかえたところや、息が続かないところは、読みにくい文

文のねじれを直す

用語:文のねじれ

文のはじめと終わりがかみ合っていない状態。

見直すときは、「誰が・何が」と「どうした・どんな状態か」がつながっているかを確かめます。よくあるのが、「人」の話で始めたのに、「状況」の話で終わっている文です。この場合は、始まりが「人」なら終わりも「人」、「状況」なら終わりも「状況」にそろえます。

✕ ねじれている

作り置きを始めた方の中には、おかずが余って食べきれず、途中でやめてしまうケースもあります。

○ そろえた

(状況→状況)作り置きを始めた際に、おかずが余って食べきれず、途中でやめてしまうケースもあります。

(人→人)作り置きを始めた方の中には、おかずが余って食べきれず、途中でやめてしまう方もいらっしゃいます。

✕の文は、「始めた方の中には」と人の話で始まり、「ケースもあります」と状況の話で終わっているのが問題です。どちらかにそろえると、文がすっと読めるようになります。

【図解】文のねじれは「人→人」「状況→状況」でそろえる

話の順番が飛んでいないかを確かめる

文の一つひとつが正しくても、話の順番が飛んでいたり、途中の説明が抜けていたりすると、読者はついてこられません。読者が考える順番に話を並べ、抜けている説明を補いましょう。

✕ 話が飛んでいる

また、見た目だけでは、その服をまた着るかどうかは決めきれません。まず最後に着た時期を思い出し、思い出せない服は手放しましょう。

○ 説明を補った

見た目だけでは、その服をまた着るかどうかは決めきれません。まずは最後に着た時期を思い出し、実際に着て今の自分に合うかも確かめましょう。着た時期が思い出せない、または着てみて合わなかった服は、手放す候補にすると安心です。

✕の文は、「見た目では決めきれない」のあとに確かめる方法が着た時期しかなく、話が少し飛んでいます。○では、実際に着てみる手順と、手放す候補にする条件を補いました。○の話の順番は、次のとおりです。

  1. 見た目では決めきれない
  2. 着た時期を思い出し、着てみる
  3. 条件に当てはまれば手放す候補にする

AIに見直しを手伝ってもらう

自分の文章のおかしなところは、自分ではなかなか見つけられません。僕は、書いた記事を1章ずつAIに読んでもらい、見直しに役立てています。使うAIは、ChatGPT・Gemini・Claudeなど、文章のやり取りができるものでかまいません。AIをまだ使ったことがない方は、今は自分で見直せれば大丈夫です。使い方はSTEP 05で説明します。

!貼りつける前に
  • 個人情報や、公開してはいけない情報は入れない
  • 取引先の原稿は、AIに入れてよいかを先に取引先に確かめる

AIには、1章ずつ文章を貼りつけて、次のようにお願いします。

AIへのお願いのしかた

(1章分の文章を貼りつけて)正しい日本語の表現で論理的な文章になっていますか?忖度なしで評価してください。

「忖度なしで」と書くのは、遠慮のない意見をもらうためです。僕が1章ずつ渡しているのは、細かいところまで見てもらいやすいからです。章をまたいだくり返しや食い違いは、最後に自分で全体を通して読んで確かめます。

!AIの指摘の扱い方
  • AIの指摘が正しいとは限らない
  • 最後は自分で読んで、直すかどうかを決める
  • 納得できない指摘は、その場で採用しなくて大丈夫

STEP 03の見直しチェックリスト

最後に、STEP 03で学んだことをチェックリストにまとめました。書き終えたら、上から順に確かめていきましょう。

  • 1文は60文字くらいか。1文に話は1つか
  • 同じ文の終わり方が3回続いていないか
  • 「それ」「あれ」が何を指すか、読者に伝わるか
  • 「なぜなら」「とても」「〜こと」など、意味を変えずに削れる言葉はないか
  • 「重要です」「さまざまな」で止めず、具体的に書いているか
  • 中学生でもわかる言葉になっているか
  • 「次の悩み」にも答えているか
  • 結論から書いているか。見出しの下に答えがあるか
  • 文のねじれや、話の飛びがないか

仕事で納品する前は、次の3回に分けて見ると、見落としが減ります。

1回目:スマホで見る

表がはみ出していないか、読みやすいかを確かめる

2回目:リンクを押す

リンクが正しいページに開くかを確かめる

3回目:通して読む

上から順に、全体を読み直す

ねねさん

このリストを横に置いて見直せば、迷わずにすみそうです。

まとめ

この記事のまとめ
  • 見直しは、時間をおいて、声に出して読む
  • 文のねじれは、始まりと終わりがつながっているかを確かめる(「人→人」「状況→状況」)
  • 話の順番は、読者が考える順に並べ、抜けている説明を補う
  • AIには1章ずつ見てもらう。入れてよい情報かを確かめ、指摘は自分で判断する
  • 書き終えたら、チェックリストで上から確かめる
塾長

これで、STEP 03「文章の基本」はひととおりそろいました。次のSTEP 04では、検索で読まれる記事のしくみを学んでいきましょう。

ねねさん

文章の書き方がわかったら、次は読んでもらう工夫ですね!

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羽柴 文吾
この記事を書いた人
羽柴 文吾

Webディレクター・ライター。リフォームのWebメディアのディレクションや、未経験ライターの育成を担当しています。

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