文章は、書き終えたら完成ではありません。見直して直すところまでが、文章を書く仕事です。この記事では、書いた文章を見直して仕上げる方法を説明します。
書き終えると、ほっとして、そのまま出したくなるんですよね。
ほっとする気持ちはわかります。でも、見直しで文章はぐっとよくなりますよ。STEP 03で学んだことの総仕上げです。
- 書いた文章の見直しのしかた
- 文のねじれと、話の飛びの直し方
- AIに見直しを手伝ってもらう方法と、STEP 03のチェックリスト
見直しは、時間をおいて声に出す
書き終えた直後は、自分の文章を「書いたつもり」で読んでしまいます。抜けている言葉や、わかりにくいところに気づきにくいのです。
見直すときは、次の2つを試してみましょう。
少し休んでから、読者になったつもりで読み直す
つっかえたところや、息が続かないところは、読みにくい文
文のねじれを直す
文のはじめと終わりがかみ合っていない状態。
見直すときは、「誰が・何が」と「どうした・どんな状態か」がつながっているかを確かめます。よくあるのが、「人」の話で始めたのに、「状況」の話で終わっている文です。この場合は、始まりが「人」なら終わりも「人」、「状況」なら終わりも「状況」にそろえます。
作り置きを始めた方の中には、おかずが余って食べきれず、途中でやめてしまうケースもあります。
(状況→状況)作り置きを始めた際に、おかずが余って食べきれず、途中でやめてしまうケースもあります。
(人→人)作り置きを始めた方の中には、おかずが余って食べきれず、途中でやめてしまう方もいらっしゃいます。
✕の文は、「始めた方の中には」と人の話で始まり、「ケースもあります」と状況の話で終わっているのが問題です。どちらかにそろえると、文がすっと読めるようになります。

話の順番が飛んでいないかを確かめる
文の一つひとつが正しくても、話の順番が飛んでいたり、途中の説明が抜けていたりすると、読者はついてこられません。読者が考える順番に話を並べ、抜けている説明を補いましょう。
また、見た目だけでは、その服をまた着るかどうかは決めきれません。まず最後に着た時期を思い出し、思い出せない服は手放しましょう。
見た目だけでは、その服をまた着るかどうかは決めきれません。まずは最後に着た時期を思い出し、実際に着て今の自分に合うかも確かめましょう。着た時期が思い出せない、または着てみて合わなかった服は、手放す候補にすると安心です。
✕の文は、「見た目では決めきれない」のあとに確かめる方法が着た時期しかなく、話が少し飛んでいます。○では、実際に着てみる手順と、手放す候補にする条件を補いました。○の話の順番は、次のとおりです。
- 見た目では決めきれない
- 着た時期を思い出し、着てみる
- 条件に当てはまれば手放す候補にする
AIに見直しを手伝ってもらう
自分の文章のおかしなところは、自分ではなかなか見つけられません。僕は、書いた記事を1章ずつAIに読んでもらい、見直しに役立てています。使うAIは、ChatGPT・Gemini・Claudeなど、文章のやり取りができるものでかまいません。AIをまだ使ったことがない方は、今は自分で見直せれば大丈夫です。使い方はSTEP 05で説明します。
- 個人情報や、公開してはいけない情報は入れない
- 取引先の原稿は、AIに入れてよいかを先に取引先に確かめる
AIには、1章ずつ文章を貼りつけて、次のようにお願いします。
(1章分の文章を貼りつけて)正しい日本語の表現で論理的な文章になっていますか?忖度なしで評価してください。
「忖度なしで」と書くのは、遠慮のない意見をもらうためです。僕が1章ずつ渡しているのは、細かいところまで見てもらいやすいからです。章をまたいだくり返しや食い違いは、最後に自分で全体を通して読んで確かめます。
- AIの指摘が正しいとは限らない
- 最後は自分で読んで、直すかどうかを決める
- 納得できない指摘は、その場で採用しなくて大丈夫
STEP 03の見直しチェックリスト
最後に、STEP 03で学んだことをチェックリストにまとめました。書き終えたら、上から順に確かめていきましょう。
- 1文は60文字くらいか。1文に話は1つか
- 同じ文の終わり方が3回続いていないか
- 「それ」「あれ」が何を指すか、読者に伝わるか
- 「なぜなら」「とても」「〜こと」など、意味を変えずに削れる言葉はないか
- 「重要です」「さまざまな」で止めず、具体的に書いているか
- 中学生でもわかる言葉になっているか
- 「次の悩み」にも答えているか
- 結論から書いているか。見出しの下に答えがあるか
- 文のねじれや、話の飛びがないか
仕事で納品する前は、次の3回に分けて見ると、見落としが減ります。
表がはみ出していないか、読みやすいかを確かめる
リンクが正しいページに開くかを確かめる
上から順に、全体を読み直す
このリストを横に置いて見直せば、迷わずにすみそうです。
まとめ
- 見直しは、時間をおいて、声に出して読む
- 文のねじれは、始まりと終わりがつながっているかを確かめる(「人→人」「状況→状況」)
- 話の順番は、読者が考える順に並べ、抜けている説明を補う
- AIには1章ずつ見てもらう。入れてよい情報かを確かめ、指摘は自分で判断する
- 書き終えたら、チェックリストで上から確かめる
これで、STEP 03「文章の基本」はひととおりそろいました。次のSTEP 04では、検索で読まれる記事のしくみを学んでいきましょう。
文章の書き方がわかったら、次は読んでもらう工夫ですね!




