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投資しても大丈夫?ビットコイン(BTC)の仕組みを初心者にもわかりやすく解説

最近、ビットコインの価格が過去最高額になったというニュースをよく耳にします。

それを聞いて、ビットコインを投資対象として検討する方も増えているのではないでしょうか。

しかし、「詐欺や犯罪のイメージがあって怖い」「暗号資産になぜ価値がつくのが分からない」と思っている方も多いはずです。

そこで本記事では、ビットコインの特徴や仕組みなどを初心者向けに図解を交えて解説します。

この記事を読めば、ビットコインが投資対象になるのか判断できスムーズに始められるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ビットコインの特徴5つ

ビットコインについて興味があるものの、どのような特徴があるか把握できてない方も多いのではないでしょうか。

本章では、ビットコインの特徴5つについて解説します。

ビットコインの特徴

・世界初のデジタル通貨(暗号資産)
・中央集権的な管理者がいない
・電子マネーとの違い
・国際間送金がスピーディかつ安い
・暗号資産はビットコインとアルトコインだけ

これらの特徴を知っておくことで、ビットコインの詳細について理解可能です。

それぞれの内容について、以下で順番に見ていきましょう。

世界初のデジタル通貨(暗号資産)

ビットコインは、2008年に「サトシ ナカモト」という正体不明な人物の論文をもとに作られた世界初のデジタル通貨です。

2009年1月から運用がはじまり、2010年5月にピザ2枚が10000BTCと交換され、初めて市場価値がつきました。

それから15年、現在の市場価値は1BTCが1600万円(2005年1月現在)を越え、驚くべきスピードで成長する金融資産となっています。

また、インターネット上で取引されるデジタル通貨のため紙幣や硬貨のような現物がありません。

スマホやパソコンに「ウォレット」と呼ばれるバーチャルな財布を取り入れて使用します。

取引データはインターネット上で保存されているため、仮にスマホを紛失してもIDとパスワードさえあれば復元が可能です。

中央集権的な管理者がいない

ビットコインは、国や企業などの特定の管理者が存在しません。

なぜなら、ビットコインはブロックチェーン技術を採用することで、参加者全員が一定のルールのもとに運営することが可能だからです。

一方、各国の通貨はその通貨を発行する国により管理され、各々の中央銀行が通貨量をコントロールしています。

たとえば、景気の動向によって流通量を調整したり、為替レートが極端に変動するときは介入したりします。

ブロックチェーン技術を使った分散管理はビットコインの最大の特徴であるため、ぜひ覚えておきましょう。

電子マネーとの違い

ビットコインは電子マネーとは異なります。

通貨価値をデジタルデータ化したものという点では同じですが、電子マネーは国が発行した通貨をデジタル化したものです。

たとえばSuicaやnanacoのように、ICカードに日本円をチャージして使用します。

しかし、ビットコインは国や中央銀行のような管理者が、価値を保証する通貨ではありません。

そのため価格変動のリスク、ハッキングや詐欺へのセキュリティ対策は自己責任となるので注意が必要です。

国際間送金がスピーディかつ安い

ビットコインは、インターネットさえあれば世界中どこにでも送金することが可能です。

これは革新的なことで、たとえば日本円をアメリカに送金する場合、本人確認や送金目的など厳しい確認作業が行われます。

マネーロンダリングや犯罪組織にお金が流れるのを防ぐため、数日もかかることがあるのです。

また、手数料も複数の銀行が仲介するため高額になり為替手数料もかかります。

しかしビットコインは365日24時間いつでも送金・受取・売買が可能です。

送金はウォレット間において数十分ほどで完了し、手数料も格安ですみます。

暗号資産はビットコインとアルトコインに分けられる

ビットコインは暗号資産の王様と言われています。

なぜなら、ビットコインの後に発行された暗号資産はすべて「アルトコイン」として括られるからです。

代表的なものはイーサリアム(ETH)リップル(XPR)ソラナ(SOL)など。

現在発行されている暗号資産は2万種類以上で、すべてを把握することは難しい規模になっています。

時価総額でみると、ビットコインが約315兆円に対し2位のイーサリアムでも約60兆円ほど(2025年1月現在)しかありません。

この規模の差が、ビットコインは暗号資産の王様と言われる所以となっています。

ビットコインの仕組み

ビットコインの特徴は理解できたが、どのような仕組みで運用されているのか知らない方も多いでしょう。

そこで本章では、ビットコインに使用されている3つの技術について解説します。

ビットコインの仕組み
  • ブロックチェーン
  • マイニング
  • P2Pネットワーク

これらの技術を理解することで、ビットコインがなぜ管理者不在でも運用できるのか分かります。

それぞれの技術について、以下で詳しく見ていきましょう。

ブロックチェーン

ビットコインは複数の取引データ(トランザクション)を一つのブロックにまとめ、10分ごとに承認されます。

トランザクションの内容は「AさんからBさんへ○○ビットコインが送金された」をデータ化したものです。

承認されたブロックは、10分前に承認されたブロックの後ろにしか繋げられません。

最初の取引から一本のチェーンのようにブロックが繋がり保存された取引台帳です。

また、ブロックチェーンではハッシュ関数という暗号化技術が用いられ、解読の複雑さゆえに遡っての閲覧は可能ですが改ざん・偽造は事実上不可能とされています。

マイニング

ビットコインは金の採掘に似ていると言われます。

その理由は、マイニング(採掘)によってビットコインを得ることができるからです。

ブロックチェーンでは、トランザクションが10分ごとにブロックにまとめられます。

このときハッシュ関数による複雑な計算式を解いて、トランザクションが正しいことを承認しなければなりません。

この作業をマイニングと言い、マイニングを行う人のことをマイナーと呼びます。

一番初めに計算式を解いたマイナーだけが、ブロックを繋げる権利を得るのです。

ブロックを繋げたマイナーは、その報酬として新しく発行されるビットコインを受け取ることができます。

つまりマイナーは、10分ごとに開催されるハッシュ関数の解読競争に勝ち、ビットコインを得るためにマイニングを行っているのです。

P2P(Pear to Pear)ネットワーク

P2Pネットワークとは参加者の各端末(ノード)が互いに接続しあい、データの送受信を直接行って共有するシステムです。

これは、ビットコインの全取引を記録した台帳(ブロックチェーン)を、参加者全員が分散して管理していることになります。

一方、従来のクライアントサーバーシステムは、1つのメインサーバーでデータの管理をしていました。

そのため、取引の集中やハッキングでサーバーがダウンすると、すべての機能が利用できなくなります。

しかし、P2Pネットワークでは1つの端末がダウンしても他の端末でデータを管理しているため、機能が停止することはありません。

また、各々の端末でデータが保存・管理されているので、データを改ざんするには世界中のすべての端末をハッキングする必要があります。

そのため、ハッキングは事実上不可能と言われているのです。

ビットコインの価格はなぜ上がるのか?

ビットコインが法定通貨と違うことは理解できたが、それでは価格がなぜ上がるのか分からないという方も多いでしょう。

そこで本章では、ビットコインの価格が上がる理由3つを解説します。

ビットコインの価格が上がる理由
  • ビットコインはデジタルゴールド
  • 4年に1度の半減期
  • 半減期後の価格推移

この項目を理解することで、価格が上がる理由が分かり投資対象として検討する材料になるでしょう。

それぞれの項目について、以下で詳しく解説します。

ビットコインはデジタルゴールド

ビットコインはデジタルゴールドと呼ばれています。

それは発行枚数が2100万枚と決めれているため、金と同じく有限性があり希少価値が高まるからです。

また特定の国や企業などから管理されないため、政治や経済不況によるリスクを回避できる点も似ています。

アメリカ政府はトランプ大統領のもと「国家的なビットコイン準備金」として100万BTCの購入を検討中です。

また、マイクロステラジーやテスラなどの企業は、資産の一部をビットコインとして保有し始めています。

ビットコインは現在までに約2000万枚を発行済みで、残り約100万枚の争奪戦が始まっているのかもしれません。

4年に1度の半減期

半減期とは4年に1度(21万ブロック生成時)、マイニング報酬が半減することです。

これはビットコインの価格維持のために、供給量を減らすことが初めから設計されており、現在までに4回の半減期が行われました。

次の表は発行枚数の推移です。

スクロールできます
半減期開催年マイニング報酬総発行枚数
第1回2012年50枚→25枚約1050万枚
第2回2016年25枚→12.5枚約1575万枚
第3回2020年12.5枚→6.25枚約1387万枚
第4回2024年6.25枚→3.125枚約1968万枚
第5回2028年3.125枚→1.5625枚約2034万枚
第6回2032年1.5625枚→0.78125枚約2067万枚

ビットコインは現在までに約2000万枚が発行されています。

すべてのビットコインが発行されるのは2140年の予定で、残り100万枚を115年かけて発行することになります。

半減期による価格推移

ビットコインは、半減期が行われたあと価格が高騰する歴史をくり返しています。

これは発行枚数が減ることで、マイナーからの供給量が減少し需要が増えるからです。

しかしその後、利益確定売りが殺到し急落する歴史もくり返しています。

以下は過去4回の半減期における最高値、最安値およびその期間を表にしたものです。

第1回半減期(2012年11月28日)

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半減期時の価格約12ドル
最高値までの期間約12ヶ月後の2013年11月
最高値の価格約1240ドル
最安値までの期間約14ヶ月後の2015年1月
最安値の価格約200ドル

第2回半減期(2016年7月9日)

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半減期時の価格約650ドル
最高値までの期間約17ヶ月後の2017年12月
最高値の価格約19800ドル
最安値までの期間約12ヶ月後の2018年12月
最安値の価格約3200ドル

第3回半減期(2020年5月11日)

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半減期時の価格約8,800ドル
最高値までの期間約18ヶ月後の2021年11月
最高値の価格約69000ドル
最安値までの期間約7か月後の2022年6月
最安値の価格約17600ドル

第4回半減期(2024年4月20日)

半減期時の価格約63500ドル
最高値までの期間未定
最高値の価格約109000ドル
(2025年1月現在)
最安値までの期間未定
最安値の価格未定

上記の内容をビットコインのチャートに落とし込んだものが、以下の図解になります。

出典 CoinMarketCap

このように、ビットコインは半減期後の暴騰と急落をくり返して、価格が上昇する歴史をたどっています。

今後も歴史をくり返すのかは誰にも分かりませんが、投資家たちが価格推移の参考にしている大きなイベントであるのは間違いありません。

ビットコインのメリット

ビットコインを利用するにあたって、どんなメリットがあるのか知りたい方も多いはずです。

本章では、ビットコインのメリットを3つあげ具体的に解説します。

  • 個人間の送金が格安
  • 世界中で利用可能
  • 24時間365日取引が可能

この項目を理解することで、ビットコインの利便性や注目される理由がわかります。

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

個人間の直接送金が格安でできる

ビットコインが個人間で直接送金ができるといっても、あまりピンとこないかもしれません。

しかしこれはとても大きなメリットで、今までなら海外に暮らす家族への送金は銀行振込の利用が一般的でした。

ただ、銀行を介する振込では送金から着金までにタイムラグが発生します。

犯罪やマネーロンダリングに利用されないように、本人確認や利用目的などいくつもの審査が必要となり数日かかることもあるほどです。

しかし、ビットコインは理論的に10分程度あれば海外に送金することが可能です。

しかも、銀行などの仲介者不要で送金できるため送金手数料が格段に安く為替手数料も必要ありません。

インターネットがあれば世界中で利用できる

ビットコインは、インターネット環境さえあれば世界中のどこでも利用可能です。

海外旅行のときに通貨を両替したり、そのたびに支払う両替の手数料も必要ありません。

為替レートを気にすることなく同じ通貨として取引が可能です。

旅行先でビットコインの決済に対応している店なら、スマホでQRコードを読み取って送金するだけで支払いが終わります。

PayPayのようなキャッシュレス決済と同じ感覚で利用できるので、とても便利です。

店側にとっても数%の手数料が必要なクレジットカードより、手数料が不要なビットコイン決済はメリットが十分にあり、これから採用する店舗も増えていくでしょう。

24時間365日いつでも取引できる

株式投資やFXは、市場がオープンしている時間帯でしか取引を行うことができません。

しかしビットコインには管理者や従業員がいないため、24時間365日いつでも取引が可能です。

金融機関や証券会社の営業時間を気にすることなく、売買や送金、換金を自分の好きな時間に行えます。

ビットコインのデメリット

ビットコインは新しい技術のため、さまざまな問題点があるのも確かです。

本章では、デメリットを3つあげ具体的に解説します。

  • 価格変動が激しい
  • 各国の規制が未知数
  • セキュリティのリスク

これらの項目を理解すれば、デメリットも考慮したうえで投資への判断材料にできるでしょう。

それぞれの項目を、以下で詳しく解説します。

価格変動(ボラティリティ)が激しい

ビットコインは価格は変動(ボラティリティ)が激しく、1日のうちで乱高下を繰り返すことがあります。

また短期間で大きく変動することがあるため、通貨としての価値は安定しません。

例えば2021年のビットコインは、数ヶ月の間に価格が2倍に上昇したり、半分に下落したりしました。

そのため、価格が安定した金融資産に投資をしたい人にとってはデメリットになります。

一方で、価格変動が激しいことを儲けるチャンスとして捉える人も存在します。

各国の規制が未知数

ビットコインは各国の規制が未知数で、将来的に取引や使用が制限される可能性があります。

現在取引が規制されている国は、中国、ネパール、エクアドル、エジプト、イラク、カタール、オマーン、モロッコ、アルジェリア、 チュニジアなどです。

特に中国が規制を始めた2018年1月は、それが要因でビットコインが大暴落しました。

しかし、エルサルバドル中央アフリカ共和国では法定通貨として採用され、ブータンでは国家戦略としてマイニングを行いビットコインを得ています。

国によって政策や対応が異なるので、今後の動きには注意が必要です。

セキュリティのリスク

ビットコインはデジタル資産のため、ハッキングや詐欺のリスクが高いです。

ブロックチェーンやP2Pのシステムでデータの改ざんは事実上不可能ですが、取引所のサーバーや個人のウォレットにはそのリスクがあります。

マウントゴックス事件
マウントゴックス社のサーバーがハッキングされ、多額のビットコインが盗まれた事件がありました。

そのため、個人のウォレットには二段階認証の設定や、不審なサイトやDMに接続しないなどのセキュリティ対策が必要です。

ビットコインの仕組みに関するよくあるご質問

ットコインは安全ですか?

安全の定義にもよりますが、ブロックチェーンに基づいたシステムがハッキングやデータの改ざんを受けにくいという点では安全です。

運用開始から現在まで過去のデータを改ざんしたり偽装されたことはありません。

このことがビットコインの信用の担保になっています。

また、2024年1月にアメリカ政府はビットコインのETFを承認しました。

これは債権や株式、金などと同じ金融資産として認めれれたということです。

怪しい商品、詐欺の道具というイメージは、過去のものになりつつあります。

ビットコインに価値がつくのはなぜですか?

現在の通貨制度では国の信用が価値の担保になっています。

ビットコインの信用は、ブロックチェーンやP2Pネットワークによる分散処理によって誰にも偽装・改ざんが出来ないことです。

また発行枚数が2100万枚と限られているので、その希少性も価値の根幹になっています。

ビットコインは魅力的な投資対象だがリスク管理も必要

この記事ではビットコインの仕組みや特徴を解説しました。

ビットコインは魅力的な投資先であると同時に、価格変動や詐欺などへのリスク管理も必要です

最初から大きな金額での投資は避け、少額で試してみてから始めるといいでしょう。

初めての取引所にはコインチェックがおすすめです。

コインチェックは、取引画面が見やすく初心者でも操作しやすいダウウンロードNo.1のアプリです。

筆者も3年前に初めてビットコインを購入し、それ以降ずっと使い続けています。

無料で口座開設ができ、500円からビットコインを購入可能です。

出典 Coincheck

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自分のお金を使わずにビットコインをもらえるので、はじめての暗号資産取引にぜひご利用ください。

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この記事を書いた人

はじめまして!
このブログの管理人の羽柴文吾です

老害…嫌な言葉ですね
そう言われる年頃の肉体労働系会社員
妻と娘と息子の4人家族
趣味は読書とマンガ

苦労かけてる妻が楽に生活できる家を建てたい
定年後、エアコンの効いた部屋でコーヒーを飲みながら仕事がしたい
そう思いブログを始めました

人生100年時代の残り半分を豊かに生きるヒント
ガデン系がゼロからパソコンで稼ぐ様を発信します

まずは月5万を稼ぐために日々奮闘中!

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