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【考える技術と地頭力がいっきに身につく 東大思考】書評・要約

こんな人におすすめの本

  • 考え方の考え方が分からない
  • 丸暗記してもすぐ忘れてしまう
  • 本を読んでも知識が積みあがらない

この本のポイント

  • 頭のいい人は思考回路がちがうだけ
  • 本質が分かれば覚えることは少ない
  • テーマは日常の解像度

偏差値35から東大生になった著者。
考え方がどう変わったのか学びたくなりました。

本質を知りたい」「深堀したい

でも考えることができない。
そう思ったことはありませんか?

僕はいつも感じてます。

考え方の考え方が分からないんです。

記憶するのは丸暗記。上手く要点をつかめず説明が下手。いいアイデアなんか思いつかないし、問題を解決する能力もない。

この本を読んで、東大生との違いが分かりました。

日常の解像度が低い

日々の時間をボーっと過ごしているだけ。なにも意識してないので、見ているものも見えてない。聞いてるものも聞こえてない状態。ただ漫然と時間だけが過ぎている。

テレビやSNSで情報収集してるけど、記憶に残らないし知識として積みあがらない。それどころか自分の考えは正しいと思い込み、ちがう意見を排除する。考えているようで考えてないんですよね。

「東大生は勉強だけ。社会で役に立たない」

恥ずかしながら本気そうで思ってました。自分がバカなことを自覚もしてなかった。頭のいい人の視界を知らないんですよね。解像度が低い世界で生きているので。

日常の解像度を上げる

これだけで東大生の視界が見れる。いや、そんなに簡単な話ではありません。積み上げてきたものがちがうので。でも、この本は東大生がなにを見て考えているのかが分かる。「考える種」の探し方が書いてあるんです。

どこに目をつけて考えを広げていくか

これを知るだけで考え方が変わります。

ここから先は備忘録として書いています。

ネタバレを含みますので、本を楽しみたい方は読まないでくださいね。

目次

東大生の思考回路はなにが違うのか

  • 受動的→能動的
  • ミクロ↔マクロ
  • 日常が学びの場

この本のテーマは「日常の解像度を上げる」ということ。

どういうことか?

日常のすべてに疑問を持つ。
「なぜ空は青いのか」
「なぜこの地名が付いたのか」
「なぜ商店街は消えたのか」

例えば「なぜ緑色なのに青信号というのか?」。みんな思ったことはあるはず。でもなぜだか知っていますか?そう、思っても調べないんです。でも東大生はそれを調べて学ぶんです。

この答えがテレビやSNSで流れてきたら、その時は「へー」と思うでしょう。でも受動的だからすぐ忘れる。東大生は能動的に調べる。そこから思考を広げていくんです。

日常から「なぜ?」を見つけてその本質までを考える習慣。頭がいい人やっている習慣なんです。

ちなみに青信号の答えはこの本に書いてあります。でもここには書きません。

自分で調べる。
頭がいい人への第一歩です。

日常の解像度を上げる5つの思考回路

  • 原因思考
  • 上流思考
  • 目的思考
  • 裏側思考
  • 本質思考

原因思考…「なぜ?」

  • ものの見方を変える
  • 知識を「変換」して覚える
  • 「関連づけ」で整理する

たくさんのことを一度に記憶できる。

なぜそうなるのかを理解するから忘れない。

頭のいい人は「見方」を変えることで、「覚えやすいもの」へと変換し、「覚えるべきこと」を最小限にしている。つまり意味を理解すれば暗記が楽になるということ。「結果」のもととなる「原因」を理解する。それを「関連づける」ことで覚える量を減らすことができる。

上流思考…「要するに」

  • 最初に「物事の背景」をつかむ
  • 流れ探し
  • 要約づくり

難しいことを超わかりやすく要約できる。

そもそもから伝えると分かりやすい。

要約とは情報の取捨選択をおこない一言でまとめること。そこで大事なことは「前提・背景」を理解すること。つまり、ものごとの上流を把握することだ。

流れ探し」で言葉を定義したり、そもそもを考える。そして物事の上流にある背景を理解する。「要約づくり」はその上流と下流で起こっていることをつなぐこと。

目的思考…「例えば」

  • 相手に合わせて説明する
  • 目的さがし
  • 手段えらび

どんな人にも必ず伝わる説明ができる。

目的と手段を両方伝えると確実に伝わる。

人はまったく新しいものを理解することができない。なので説明が上手い人は、相手が知っていることに合わせて話をする「たとえ話」がうまい。「伝えたいこと」が目的で「たとえ話」は手段。

目的さがし」は伝えたいことをタイトルにするといい。タイトルを「ゴール」→なにを伝えるべきか「目的」→目的を具体化する「目標」の順で考える。

手段えらび」は、目的と相手の既知とを結びつけるための手段を考えること。「人間は愚かだ」を前提とする。日頃から分かりやすいと思った「たとえ話」はメモしておく。

裏側思考…「ひらめき」

  • 一を聞いて十を知るとは?
  • 裏側さがし
  • 視点さがし

普通は思いつかないひらめきが湧く。

視点を変えるからアイデアが浮かぶ。

一を聞いて十を知る」とは1に対する「ものの見方」を10持っている状態。人は「確証バイアス」に支配されやすい。発想力のある人は、たくさんの「視点」をもっている人。東大生は意識的に「二項対立」で視点を増やしている。

裏側さがし」は反対をとること。自分の意見を否定する立場から、ものごとを考えてみる。

視点さがし」はディベートを自分の中でやる思考法。「賛成・反対」「楽観・悲観」「急ぐ・ゆっくり」など様々な立場からの意見を出しあう。

本質思考…「ポイント」

  • ミクロとマクロのあいだ
  • 本質探し
  • 本質つなぎ

どんな問題も解決できる。

本質的な課題を見極めるから問題が解ける。

本質とは、これさえ分かればすべてが理解できるたった一つのポイント。頭のいい人は具体(ミクロ)抽象(マクロ)を自在に行き来し、物ごとの本質を探す。ミクロとマクロのあいだに本質はある。

「原因思考」「目的思考」でよりミクロに

「上流思考」「裏側思考」でよりマクロに

本質探し」でミクロとマクロをつなげて一つの文章にしてみる。さらに短くして言葉にすると覚えやすい。

本質つなぎ」は本質と日常をつなげること。何気ない日常生活を理解することが学びである。

自分に落とし込む

  • 習慣化
  • いいたとえ話はメモ
  • 抽象化と具体化を自在に

まずは日常の中から「なぜ?」を探す。
疑問に思ったことはすぐ調べる。
これを習慣にする。

たとえ話ってなかなか思いつかない。
慣れるまでは、いいなと思ったものをメモして使ってみる。有名人の名言集から引用できそうな言葉をメモしておく。

抽象化と具体化って、やってみると難しい。イメージが湧かないし言葉が出てこない。ここはもっと深堀りしたい。

参考レビュー

もりかわさんのツイート
https://twitter.com/mori_design2/status/1398077968165990400?s=20
もりさんのツイート
https://twitter.com/utokatou_/status/1532744698892537856?s=20
ウトカさんのツイート

まとめ

この本は「本質」の見つけ方が書いてある。

  • 原因思考でなぜ?。
  • 上流思考でそもそも。
  • 目的思考でたとえ話。
  • 裏側思考で反対をとる。

この4つの思考を使って日常の解像度をあげている。

つまり日常が学びの場になっている。目にしたものに疑問をもち、その背景を調べる。そこから要点を探しだし、いろんな立場で考える。それが習慣だから頭がよくなるんだと。

テレビやSNSで情報を見てるだけじゃ頭はよくならない。そりゃそうだ。そこからは何も生まれない。ただ時間だけが消費されるだけ。

この世は本質を探すゲーム

そう考えると何でもない日常が学びの場に変わる。

本質をつかむと

  • 記憶力があがる
  • 俯瞰の目をもてる
  • 分かりやすい説明ができる
  • アイデアがあふれる
  • 問題を解決する力がそなわる

こんな大人に僕はなりたい。

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